鉄道信号製作 その4 |

3つ作って、連動テスト中です。

前回のロジックICによるタイマー回路は、電子部品をハンダつけするだけで動きましたが、PIC は マイコンなので、プログラムを作って ライターで ICに書き込まなくてはなりません。
プログラムの作成は、連枝(れんり)というソフトを使用しました。
こちらの、左側が シーケンス ラダーの動作確認回路 右側にマイコンの各ピンの状態が表示されプログラムの動作検証もできます。
じゃりちゃんは、30年前 会社に入社した時、ラダー回路を手書きして、沢山のリレーを使って、膨大な配線をつないで省力機器を開発していました。その時は頭の中でシミュレーションしていたので、このソフトで動作をシミュレーションできることには感激しました。

プログラムの書き込みはアドウィンのライターを使用しました。このライターは初心者でも簡単に利用できます。お値段は7000円くらいでした。

アドウィンの PICライターキット Aタイプ はこちら
http://www.adwin.com/product/PIC-WT-A.html
このシーケンスプログラムはこちらの「ステキ制御実験室」のサイトで入手できます。
しかも、最近 回路のエッチング基板も販売していますので、簡単に信号回路製作できます。
http://suteki.yokinihakarae.com/index.html
ただ、公開されている シーケンスプログラムでは、編成の先頭が閉塞区間に入った途端に、手前の閉塞区間の信号が赤から黄色に変わります。正しくは、編成の最後が手前の閉塞区間を抜けて黄色になることです。
そこで、私は、車両の最後が閉塞区間を抜けたことを判定して、手前の信号が黄色に変わるようにプログラムを変更しました。
プログラムの作成は、連枝(れんり)はこちらで入手できます。(スタンダード版はフリーソフト)
http://www8.plala.or.jp/renri/index.html
ここで紹介したPIC 16F84Aについては 連枝でプログラムのコンパイルまで無料でできます。
しかし、PIC 16F84Aは 旧タイプで生産もそろそろ終了かもしれません。
後継機種として PIC 16F88 があり、このほうが、プログラム容量の増加、入出力I/Oの増加のほか、PIC 16F84Aで外付け電子回路として発信回路とリセット回路を作っていたものが、PIC マイコンに組み込まれていて電子回路製作の手間も削減します。
PIC 16F84Aでは シーケンスプログラムをさらに追加したところ、容量がいっぱいで書き込めませんでしたので、自由度の高いPIC 16F88 に変更予定です。
ただし、連枝はPIC 16F84A以外のマイコンを使用するためには、別途有料の コンパイルDLL ソフトの購入が必要です。連枝本体フリーとは感動ものですので、DLLは購入したいと思います。